オリックス・由伸 98試合連続5回以上登板継続 ダルの118試合にどこまで迫れるか

[ 2023年5月9日 05:30 ]

オリックスの山本
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 【Weekly Data展望】オリックスの山本は6日の西武戦でプロ入り通算先発登板が100試合に達した。先発での成績は52勝23敗、防御率1.88。勝率は.693と高い。日本での現役投手先発通算100試合以上の勝率ランクを出すと山本は田中将(楽=.663)を抑え1位。6回以上を投げ、自責点3以下のクオリティースタートは80試合あり、QS率も80.0%でトップ。こちらも田中将の78.3%を上回る。

 さらに失点にかかわらず先発5回以上を投げたのは通算98試合。5回未満の降板は高卒入団1年目の17年に2試合あっただけ。18年は救援専任だったが、19年先発復帰後は98試合連続で5回以上の登板が続いている。歴代では稲尾和久(西鉄)が57~62年に169試合の救援登板を挟みながら先発130試合連続5回以上をマーク。現在のプロ野球では考えられない、別次元の数字を残している。

 ドラフト制後の入団投手では、ダルビッシュ有(日)が07年から大リーグ移籍直前の11年まで2試合の救援登板を挟み、118試合連続で記録。この間、08年24試合、11年28試合と先発全試合で7回をクリア。圧巻の内容を見せた。今季の山本はここまで2勝2敗。次戦先発は今週後半のソフトバンク戦(12~14日)になりそうだ。確実に試合をつくる投球で白星を先行させたい。(記録課・宮入 徹)

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