DeNAバウアー、怪物使用の「和牛JB」で国内デビューか!関係者緊急上京!

[ 2023年4月14日 05:00 ]

和牛JBグラブを手に練習するバウアー(左)、右は今永(撮影・尾崎 有希)
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 3月14日に電撃的獲得が発表された20年サイ・ヤング賞腕の前ドジャース、トレバー・バウアー投手が、16日にイースタン・リーグ西武戦(横須賀)で国内初登板初先発する。使用グラブは、「平成の怪物」松坂大輔氏(前西武、本紙評論家)も使用した「和牛JB」の可能性が高い。

 偶然か、それとも超大物と平成の怪物が赤い糸で結ばれていたのか…。バウアーは、同24日に横浜市内で入団会見を終え、近隣の野球ショップに出向いた。そして多くのグラブの中から気に入り購入したのが、宮崎県に本社があるボールパークドットコム社の「和牛JB」だった。

 黒毛和牛を使用し、通常の投手グラブより約50グラムほど軽量。約580グラムほどで形崩れせず、捕球時に硬球をソフトに包み込む。

 元メジャーリーガーの松坂氏も、西武時代20年3月22日の日本ハムとの練習試合で、同グラブを使用した。

 バウアーの購入を聞き腰を抜かしたのが、同社の山内康信代表取締役だ。「驚きました。店から“バウアーが購入した”と連絡がきて、“ええっ、本当に?”となった」と声を弾ませた。

 13日、同氏は宮崎から緊急上京。バウアーにサンプルを提供し、今後の方向性も話し合った。正式契約は結んでおらず継続的使用は未定。だが16日の初登板で、同グラブを使用する可能性は高い。

 同社とは、1月にパドレスのドリュー・ポメランツ投手がメジャーリーガーでは唯一契約を結んだ。バウアーとポメランツは、09年日米大学野球米国代表の同僚。そのことで、バウアーは同社に親近感も覚えたようだ。

 間近に迫った超大物のデビュー。背番号96が左手に抱えるメイド・イン・ジャパンの逸品にも注目が集まる。

 ◇トレバー・バウアー 1991年1月17日生まれ、米カリフォルニア州出身の32歳。カリフォルニア大ロサンゼルス校から11年ドラフト1巡目(全体3番目)でダイヤモンドバックス入り。12年オフにインディアンスに移籍し、15年から5年連続2桁勝利。レッズ時代の20年にサイ・ヤング賞受賞。21年にドジャースに移籍も、DV騒動などで、今年1月に契約解除。メジャー通算83勝69敗1セーブ、防御率3・79。1メートル85、93キロ。右投げ右打ち。

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