落合博満氏 ドミニカ共和国に太いパイプを築いた森繁和コーチの凄さ熱弁「どこでもフリーパス」

[ 2023年2月15日 17:30 ]

落合博満氏
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 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(69)が15日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。ドミニカ共和国に太いパイプを築いた森繁和コーチの凄さを語った。

 落合政権の当時、ドミニカ共和国への助っ人探しのため毎年「球団の納会には出てきたことなかったよ」という森繁和コーチ。「億」で売り込んできた“大型右腕”の話を一蹴し、その男=エステバン・ジャン(2007年の1年だけ在籍)が阪神に3億円で入団した驚きのエピソードを披露する中、ドミニカ共和国内での「森繁和」の圧倒的存在感を示す証言が落合氏の口からいくつも飛び出した。

 証言1「向こう行って必ず、森繁が行くとドミニカの選手が集まってきてテストを受けて。その中から何人か良いのを絞っていってというようなやり方をするからっていうんで。それをよその球団が見にきてね。ほんで交渉していくとかっていうような話は聞いたけどね」

 証言2「今はどういうふうにして獲ってきてるか分からないけども、1回“億っていう金使ってもいいから良いの連れてこいよ”って言ったら、それでも連れてこなかったもん」

 証言3「ドミニカの球場どこでもフリーパスで入れるっていう。まあ、信用度が抜群」

 証言4「“高いお金出してきて失敗したらどうすんだ”って言うんだもん。“だったら安い選手で大化けする方がいいだろ”っていうような考えだったんじゃないのかな」

 常勝時代を築いた落合竜を支えた名参謀の“目利き”の凄さを、誇らしげに話す落合氏はドミニカ共和国に行かなかったのか。これには「(行きたいと)思わない!なんせ飛行機(の機内)で(火が上がって)煙吐いてるとかっていうのを聞かされるとさ。で、街中歩いてたらピストル突きつけられたとかね。(森繁和さんは)そういう目にも何回かあったらしいけど…で、物は盗られるしね。治安の悪い国には行きたくはない」と苦笑いを浮かべ一度も行かなかった理由を熱弁していた。

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