藤浪は「十分ローテに入れる」 阪神、アスレチックスで“先輩”の藪恵壹氏が太鼓判&調整のヒントも

[ 2023年1月13日 19:40 ]

藤浪
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 元阪神で、米大リーグのアスレチックスでも活躍した藪恵壹氏(54)が、13日までに自身のYouTubeチャンネルを更新。アスレチックスとの契約が大筋合意に至った阪神の藤浪晋太郎投手(28)に向けて「エール」を送った。

 アスレチックスのユニホームを着て登場した藪氏は「ビックリするニュースが入ってきました」と藤浪を紹介。アスレチックスの名前がネット上でも飛び交う中「気になっていた」という同氏は、チームの現状について「今は入れ替えの時期というか、新しく構築していく時期」と分析し、マーク・コッツェイ監督と同時期にプレーした同氏は「昨年は60勝102敗。最下位で立て直さなければいけないというのがあっただろうし、ア・リーグの西地区ということは大谷翔平選手のエンゼルスと同じリーグ。すごく盛り上がる」とチームが藤浪に期待する思いを想像した。

 その上で、メジャー生き残りのヒントについて「聞こえてきたのは、1年のメジャー契約ということですから、マイナーの招待選手ということではないので、いきなりキャンプ、オープン戦で結果を出さなければいけないということでもない」と、2、3月には多少余裕があると言及。「ローテーションのロースターを見ても、結構若い投手が多い。僕は十分、藤浪投手は入っていけると思う。段階を踏んでイニングを伸ばしていく中で、ちゃんと抑えて行ければ、十分にローテーションに入れる」と力を出し切れば問題ないとの見方を強調した。

 さらにキャンプ地のアリゾナについては「硬いマウンド」「乾燥地帯で変化球が曲がりにくい」「ボールがよく飛ぶ」などの要因を挙げ、「先発として見てくれているのであれば(開幕までに)5、6試合は投げる。最初の1、2、3試合はもの凄く大事」と、キーポイントを挙げた。

 藪氏は05年にアスレチックスに所属。その時とは若干変わっているようだが、オークランドの本拠地スタジアムについては、一、三塁のファウルゾーンが広いため「投手に有利な球場」と話し、現在観客動員に伸び悩んでいるというアスレチックスに「オープニングデーが大谷翔平選手とのエンゼルス。2人の対戦も見られるし、オークランドも考えて獲ってきたなと思います」と、大谷VS藤浪の対決にも期待していた。

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