楽天・安楽 恩師・上甲監督にささぐ好救援でサヨナラ呼んだ!

[ 2022年9月4日 05:30 ]

パ・リーグ   楽天5―4日本ハム ( 2022年9月3日    楽天生命 )

<楽・日>サヨナラ勝利に喜ぶ安楽と背中にしがみつく松井裕(撮影・篠原岳夫)
Photo By スポニチ

 楽天・安楽の極限状態での見事な火消しがサヨナラ勝ちを呼び込んだ。4―4の延長10回、1死満塁のピンチで安楽が7番手でマウンドに送り込まれた。打席には打率リーグトップの代打・松本剛。「絶対に打たせない。強気で攻めるしかない」。4球目の内角低めの143キロ直球で三ゴロ併殺に打ち取ると、ベンチの反撃ムードは最高潮に達した。直後の攻撃で打線が4四球で泥くさく決勝点をもぎ取り、接戦を制した。

 開幕直後は勝ちパターンを担った右腕は、2軍落ちを経てビハインドの場面で投げることが増えた。2日は14年に亡くなった済美の恩師・上甲正典元監督の命日で「監督が生きていたら“何やっているんだ!”と言われるような成績。このまま終わってたまるか。ここを抑えたら返り咲けると思って腕を振った」。安楽の反骨心がチームに乗り移った勝利だった。(重光 晋太郎)

続きを表示

2022年9月4日のニュース