ロッテ石川 開幕から23イニング自責ゼロ―防御率0・00も「ほぼほぼ松川に頼って抑えられた」

[ 2022年4月8日 22:42 ]

パ・リーグ   ロッテ5―0オリックス ( 2022年4月8日    ZOZOマリン )

<ロ・オ>8回を被安打4、無失点で2勝目の石川(撮影・長久保 豊)
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 淡々と試合を振り返る「石川節」は健在だった。8回無失点で今季2勝目。開幕戦から23イニング自責ゼロの防御率0・00でお立ち台に立っても、石川歩投手(33)は冷静さを失わなかった。「ほぼほぼ松川に頼って抑えられた感じ。調子は良くなかったので、たまに内角を使いながらですかね」

 15歳年下のドラフト1位ルーキー捕手・松川虎生(こう)を称えつつオリックスのラオウこと杉本、吉田正にはシビアな攻めを貫いた。昨季ロッテ戦で打率・430、13本塁打を浴びた杉本には1、2打席目はシンカーを織り交ぜると、3打席目は内角直球で詰まらせ、3打数無安打。8回2死二、三塁のピンチでは吉田正にシンカーの連投で二ゴロに打ち取ると、マウンドを降りた。

 「あそこはシングルOKと考えていたので、松川がいい感じにリードしてくれた。要求通りに投げた感じ」。8回無失点と踏ん張ったベテランに井口監督も「エースらしい投球だった」と称えた。

 ZOZOマリンでのチーム公式戦通算2000試合目に快勝。同球場での勝ち星も通算39勝目、球団史上7位に立った右腕は「風の強いマウンドです」と笑いを誘う。前日、郷里の富山を代表する漫画家・藤子不二雄(A)氏が急死したことには「とても残念です」と語った時だけマジメな表情に戻った。

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