落合博満氏 現役時代「大問題になった」超大物2世選手に打撃指導した“オレ流塾”

[ 2022年4月8日 17:10 ]

落合博満氏
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 現役時代に三冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(68)が8日、YouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新し、現役時代に波紋を呼んだ当時ヤクルト5年目だった長嶋一茂との合同自主トレについて振り返った。

 今年のオフシーズンでは巨人の中田翔がオフシーズンに体重を20キロ増量して話題を呼ぶなど、オフシーズンに体重増を目指す選手が多い。落合氏も体重を増やしたことで飛距離が伸びるなど、体重の大事さは実感していると話したが、「オフにトレーニングして体重を増やしたのか」という質問には「オレは、オフはトレーニングしたことない」と明かした。

 さらに「オフに食べ過ぎて体重が増えたということもない。動けば腹減るし、動かなければ腹減らない」と食事制限もしていなかった。「昔は今みたいに12~1月がオフシーズンっていう決まりがあってなかったようなもんだった」と振り返った。

 また、現在は他球団の選手が合同自主トレを行うなど交流が盛んだが、落合氏が現役の頃は「各球団の選手が自主トレに歩くとかない時代」だったと語る。そんな中、中日に在籍していた92年に西伊豆の田子にある歌手・五木ひろしさんの別荘で自主トレ中の落合氏の下に、当時ヤクルト入団5年目の長嶋一茂が訪れた。

 この“落合塾”が「大問題になった」と波紋を呼んだ。落合氏は「違う球団の選手同士が自主トレをやるのは協約違反じゃないのかとか、色んなことを取り沙汰された。そういう時代を経てのね、それだけ野球界が変わってきた」と時代の移り変わりに目を細めた。

 “落合塾”では長嶋がバット1本とバッグを抱え、別荘から歩いて15分ほどのところになる田子中学の校庭で5分ほどキャッチボールをした後、落合氏が打撃フォーム、スイングのアドバイスを送った。

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