阪神・佐藤輝 昨年甲子園初本塁打の広島・森下撃ち再現だ!!「いいイメージを持って」と不敵な笑み

[ 2022年4月8日 05:30 ]

打撃練習をする佐藤輝(撮影・坂田 高浩)
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 想定外の中止にも極めて冷静だった。佐藤輝は試合前練習の後も個別練習に励んでいたもようだ。「トレーニングをしたり、明日の準備をしていました。しっかりと準備して臨みたいと思います」。きょう8日からの広島3連戦へ向けて即座に視線を向けていた。

 5日にチーム初勝利をもたらす1号を放った若き4番に託されるのが、きょう8日のエース・大瀬良、そしてあす9日の森下と続く難敵からの一撃だ。特に森下とは通算10打数2安打、7三振と一見相性が悪いようにも見えるが、昨季4月14日の対戦ではカーブを捉えて右中間席へ豪快弾。甲子園での初本塁打を記録し、中野との新人コンビで聖地初のお立ち台に上がるなど記念すべき1日となった。ほぼ1年前の再現へ――。大器は「いいイメージを持って、プレーしたい」と、大学日本代表時代にチームメートでもあった森下攻略へ不敵な笑みを浮かべた。

 前日6日は延長10回2死二塁のサヨナラの好機に三邪飛に倒れるなど、5打数無安打と沈黙。井上ヘッドからは「いるだけで相手が嫌がったり、球場が盛り上がるのが4番。ある意味揺るぎないというか、調子悪くてもなんとかしなさいという方でケツをたたく」と背中を押された。リーグ史上最速となった開幕11戦での10敗記録からの逆襲には、主砲の一振りが不可欠。「バッティング練習とか、しっかりと頭で整理してまた明日(8日)から頑張りたい」。矢野阪神を窮地から救う。その勝利の一打をひたすらに追い求める。(阪井 日向)

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