日本ハム・大海が最多勝宣言 “攻”をテーマに「2年目も守りに入らず挑戦したい」

[ 2022年1月7日 05:30 ]

目標を書いた色紙を手に、笑顔を見せる伊藤(撮影・河野 光希)
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 日本ハムの伊藤が、「攻」をテーマに自身初の最多勝を狙う。千葉・鎌ケ谷の2軍施設で自主トレを公開した2年目右腕は「2年目も守りに入らず挑戦したい。最多勝を獲りたい。一番勝ちたい」と意欲を示し、色紙に「攻」と書き込んだ。

 1年目の昨季はパ・リーグの新人で唯一2桁となる10勝を挙げ、新人特別賞に選出された。さらなる飛躍に向け、「骨の髄まで感じて投げる」と体の軸を意識し、フォームの安定性を高めるトレーニングに取り組む。

 新庄監督は昨年12月に自身のインスタライブで先発陣に対し「中6日なら130から140(球)くらいは投げてほしい」と求めた。昨季23試合に先発した伊藤だが、130球以上の投球数は初完投初完封を達成した8月29日の西武戦の134球だけ。完投もこの試合だけだったが、「やれって言われたらやる。バランス、効率のいい投げ方をすればいける。ストライクが多ければ120球、130球でも9回を投げ切れる」と自信を見せた。

 この日の鎌ケ谷は練習中に気温が1度まで下がり、雪も降りだした。これには北海道出身の伊藤も薄着のせいか「北海道より寒い」と苦笑いだ。昨季は新人ながら侍ジャパン入りし、東京五輪では金メダル獲得に貢献。「栗山監督とまた野球がしたい」と日本ハム前監督が指揮を執る侍ジャパンに再び入り、23年開催予定のWBCで世界一を目指す。そのためにも新庄監督の要求に応え、最多勝を奪う。年末には北海道鹿部町にある実家近くの海で自己最重量の2100グラムのアイナメを釣り上げた。その勢いで初タイトルもゲットする。(君島 圭介)

 《100球未満で降板は4試合》昨季の伊藤は登板23試合全てに先発。投球数のトータルは2477球で1試合平均108球だった。最多は唯一の完投試合となった8月29日西武戦の134球。最少は9月29日楽天戦の92球で100球未満で降板したのが4試合あった。

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