担当記者が独断!阪神・梅野のベストプレー 藤浪を救った“神盗塁” 正妻の信条を見事体現

[ 2021年12月29日 05:30 ]

4月16日“神盗塁”で救った!2ランを放った藤浪(右)を迎える梅野、これぞ正捕手!走攻守で貢献
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 【記者フリートーク】走攻守トータルで貢献できるのが梅野の強み。独断で今季のベストプレーを挙げるなら4月16日ヤクルト戦で見せた“神盗塁”。5回、四球で出塁すると2死から藤浪の打席で二塁を陥れた。

 失敗すれば6回は投手からの打順。リスクもよぎったが、球が抜け始めていた藤浪の状態も頭にあった。6回の攻撃で代打を送られる可能性がある。「勝つために勝負をかけるならここだなと」。迷わずスタートを切った。全て0―0の状況で得点圏に進み、相手に重圧をかけるため。直後、藤浪が左翼へ決勝の2ランを放った。

 試合後、勝利投手となった後輩に頭を下げられたという。「一塁なら自分は打ててません。梅野さん(の走力)なら二塁から一本で還ってこられるのでコンパクトに打とうと思って、ああいう結果になりました」。勝利だけを追い求める正妻の信条を体現するプレーだった。(阪神担当・遠藤 礼)

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2021年12月29日のニュース