東邦ガス・辻本宙夢がエースの投球で三菱重工East撃破「アウト1個でも多く取ろうと思っていた」

[ 2021年11月30日 13:09 ]

第92回都市対抗野球1回戦   東邦ガス2―1三菱重工East ( 2021年11月30日    東京ドーム )

<都市対抗野球 三菱重工East・東邦ガス>力投する東邦ガスの先発・辻本(撮影・木村 揚輔)
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 東邦ガスが接戦を制し、2回戦進出を決めた。先発したエース右腕・辻本宙夢(ひろむ)投手(25)が5回2/3を投げ6安打1失点の好投。77球の力投に「完投はないと思っていたので、行けるところまでアウトを1個でも多く取ろうと思っていた」と振り返った。

 東海2次予選では2試合に登板し、いずれも完封。「ストレッチとか疲労回復につながることは全てやった」と万全なコンディションでマウンドに上がった。「元々自信のある球」というチェンジアップが冴え、低めに集める丁寧な投球で最少失点で踏ん張った。

 入社3年目。昨年までは「マイナスなことを考えてしまうことが多かった」と言う。今年はマウンドでの思考を切り替え「打者を抑えることだけをイメージする。その結果が出ていると思う」と分析した。

 チームは今年の日本選手権で準優勝した三菱重工Eastを撃破。山田勝司監督は「(辻本は)エース気質というか、チームを勝たせる気持ちが強い。1年目からそういうところがグレードアップしている」と成長に目を細めた。(川島 毅洋)

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