広島・栗林 年内のブルペン投球は封印へ 進化の2年目へ「ツーシームを覚えられたら」

[ 2021年11月14日 05:30 ]

秋季練習に合流した栗林
Photo By スポニチ

 広島の秋季練習は13日から第2クールに入り、本拠地で汗を流すナインの輪の中に栗林と森下が合流した。大瀬良を含む3人は、オーバーホールのため8日~11日まで県外の施設を訪問。栗林は年内の投球練習を封印し、ケガをしない体づくりに励む考えを示した。

 「自分の弱点、体の中の欠点が分かった。せっかく行かせてもらったので、練習してきたことを自分一人でもできたらと思います」

 フル回転の1年だった。登板57試合で新人最多に並ぶ37セーブを挙げ、東京五輪でも日本の金メダル獲得に貢献した守護神。初のオフを前に現地では疲労回復に努める一方、検査や数値を測定するなどして自身の体への知識を増やし、メンテナンス法を学んできた。

 さらなる期待がかかる2年目に向け、進化へのイメージも膨らませている。「ツーシームを覚えられたら楽かなと。捕手や打者目線で意見を聞きたいと思います」。ブルペン投球を封印しつつ、新球習得を思い描く25歳。心の緩みは一切ない。(江尾 卓也)

続きを表示

2021年11月14日のニュース