巨人・原監督「見ていて苦しいわな。本人は苦しいかどうかは知らないけど」 ボール先行の高橋に苦言

[ 2021年9月17日 22:03 ]

セ・リーグ   巨人2―8ヤクルト ( 2021年9月17日    東京D )

<巨・ヤ18>6回2死、空振り三振でベンチに戻る岡本(右)と投手の交代を告げた原監督(撮影・篠原岳夫)
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 巨人はともに2・5ゲーム差で阪神を追いかけていたヤクルトとの直接対決に2―8で敗れ、15日DeNA戦の劇的なサヨナラ勝ちから連勝ならず。4日ぶりの2位浮上を逃した。ヤクルト戦の連勝も3でストップ。貯金は再び1桁の9となり、首位・阪神とは3ゲーム差、2位・ヤクルトとは1ゲーム差に開いた。

 リーグ単独トップとなる11勝目を懸けて先発した左腕・高橋が先制点をもらった直後に追いつかれ、4回3失点で降板した。初回を3者凡退と好発進しながら2回、先頭・村上をストレートの四球で歩かせてから失点すると、3回も先頭・塩見に四球。4回は先頭・中村に左前打された後でサンタナに勝ち越し2ランを許した。ボール先行の苦しい展開に原辰徳監督(63)は「見ていて苦しいわな。本人は苦しいかどうかは知らないけど。でも、やっぱりカウント負けしているもんね、全てね」とコメント。結局、最終回を3者凡退でピシャリと抑えた鍵谷以外の4投手で10四死球を出したが「まぁね。まぁ…そうですね」と悔しさをにじませた。

 高橋について、乗り越えないといけないところがあるのかと問われると「いや、もちろん、もちろん。何でも、もう。常に越えたものなんて、みんなないんだから。いつでもやっぱり挑戦しなきゃ。どんな選手であってもね」とし、初回に坂本の適時打で1点先制した後は8回まで無得点が続いた打線についても「スミ1みたいなもんだから。今日はね。なかなかかみ合っていないっていうところで、みんなでやっぱりかみ合うような形にしないとね」と話した。

 それでも、9回には松原がプロ5年目で初のシーズン2桁本塁打となる10号ソロ。「それはいいことですね。どういうゲームにおいてもね、集中力を切らさずに打つということはね」と評価する指揮官だった。

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