ヤクルト・奥川がプロ最多103球で7勝目 6戦連続与四球ゼロの脅威の制球力 首位・阪神に2差

[ 2021年9月17日 21:07 ]

セ・リーグ   ヤクルト8ー2巨人 ( 2021年9月17日    東京D )

<巨・ヤ18>7回無死、亀井と対戦した奥川(撮影・篠原岳夫)
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 ヤクルトの奥川恭伸投手(20)が17日の巨人戦(東京ドーム)に先発。プロで初めて100球超えとなる103球を投げ、7回を5安打1失点に抑えて7勝目を挙げた。

 初回に先頭から打者3人で1点を失うなど、苦しい立ち上がりとなったが、続く無死一、二塁で4番の岡本和を投ゴロ併殺に仕留め、最少失点で切り抜けると、徐々に調子を上げた。4回にも無死一、二塁のピンチを背負ったが、ハイネマンを遊ゴロ併殺に仕留めるなど得点を許さなかった。6回終了時点で球数は93球だったが続投。プロで初めて100球を超えたが、7回もわずか10球で3者凡退に抑えた。初回こそプロ初の死球を与えたが、この試合も四球を与えず、これで6試合連続の与四球なしと抜群の制球力で巨人打線を封じた。

 高卒2年目の奥川は、これまで体調面を考慮し、中10日以上の間隔を維持してきたが、この試合は中9日だった。阪神、巨人との優勝争いへ勝負の10連戦の初戦。リミッターを解除した右腕が勢いをつけ、この日試合のなかった首位・阪神と2ゲーム差とした。
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