市和歌山・小園 5回8K無失点で決勝進出 プロのスカウト絶賛「巨人の上原さんの投球を思い出した」

[ 2021年7月25日 12:34 ]

全国高校野球選手権和歌山大会 準決勝   市和歌山10―0高野山 ( 2021年7月25日    紀三井寺球場 )

<市和歌山・高野山>5回を1安打無失点と好投した市和歌山・小園(撮影・奥 調)
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 プロ注目の市和歌山・小園健太が「この夏一番でした」と気持ちの入った投球でチームを3年ぶりの夏決勝に導いた。

 初回に1安打されながら、アウトをすべて三振で奪うと、2回からは無安打投球。最速は147キロ。テンポ、コントロールも良く、ネット裏の楽天・愛敬アマスカウトマネージャーも「大人の投球を見せてもらった。巨人の上原さんの投球を思い出した。ストレートの速い選手は各地にいるけど、投手らしい投手と言えるのは小園だろう」と高い評価を与えた。

 5回1安打無失点、8奪三振の小園は「もう後がない。トータルでどう抑えるかじゃなく、1人1人の打者に集中することができた」と投球を振り返った。決勝は1年からマウンドを踏んだ和歌山のメッカ・紀三井寺球場でのラストゲームになる。「いい投球で終わりたい。そして甲子園に行く」と5年ぶりの優勝へエースは誓いを新たにした。

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2021年7月25日のニュース