帝京「前田マジック」16強 6回1死満塁2ストライクから代打スクイズで同点内野安打

[ 2021年7月25日 05:30 ]

全国高校野球選手権東東京大会4回戦   帝京3-2明大中野 ( 2021年7月24日    都営駒沢 )

帝京・前田監督
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 帝京が鮮やかな「前田マジック」でベスト16入りを決めた。0―1の6回1死満塁、2ストライクで前田三夫監督が動いた。「“バントできるか”と聞いたら“できます”と言うから」と横堀樹(3年)を代打に送った。

 1球目の直球を投手と一塁手の間に強めに転がしたスクイズは、同点の内野安打になった。「(相手投手は)速球に自信を持っている。表情を見れば分かる」と3球勝負に来ることを見抜いてのスクイズ指示。チームを救った横堀も「バントが得意なわけではないが、自信はあった」と胸を張った。さらに次打者の打球が相手の失策を誘って2点を勝ち越し。甲子園通算51勝。名将・前田監督のタクトが逆転勝ちを呼び込んだ。(君島 圭介)

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2021年7月25日のニュース