レイズ 筒香を“戦力外”日本を含め移籍先探すかマイナーからの再昇格を目指す

[ 2021年5月13日 02:30 ]

筒香

レイズのメジャー40人枠から外れた筒香(AP)
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 レイズは11日(日本時間12日)、筒香嘉智内野手(29)をメジャー出場の前提となる40人枠から外し、事実上の戦力外にしたと発表した。2年目の今季は主に一塁手として26試合で打率・167、0本塁打、5打点。DeNA時代は10年間で計205本塁打を放った長距離砲もメジャーの高い壁に苦しんだ。

 エリク・ニアンダーGMは「本人、チームに思いもしない結果。もっと活躍できると今でも信じている」と言及。故障離脱していた正一塁手・崔志万(チェジマン)の復帰も目前となり、筒香が構想から外れた。

 2年目の今季は年俸700万ドル(約7億6300万円)。今後はウエーバーにかけられるが、残りのシーズン日数に相当する500万ドル(約5億4500万円)以上を負担して獲得する他球団はないとみられ、自由契約になる可能性が高い。その場合は日本球界を含めた移籍先を探すか、マイナーでプレーしながらメジャー再昇格を目指す形になる。

 日本選手は米球界でパワー系の投手に苦しめられるが、筒香は変化球にも手を焼いた。「スタットキャスト」によるとスライダーの打率が昨季の・174から・063に。ボールゾーンを振る割合も増え、出塁率も昨季の・314から・244に落ちるなど、持ち味を発揮できなかった。

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2021年5月13日のニュース