国学院大、DeNA神里の弟・陸がデビュー戦で安打 兄からは「東都でやればメンタルが強くなる」

[ 2021年5月7日 13:18 ]

東都大学野球・第6週第2日   国学院大14ー1立正大 ( 2021年5月7日    神宮 )

<立正大・国学院大>9回1死一、二塁、加藤の打球で本塁を狙う国学院大・神里(撮影・河野 光希)
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 10年秋以来2度目の優勝を目指す国学院大は16安打14得点の猛攻で立正大を下し、首位の中大と並ぶ8勝2敗とした。

 DeNA・神里和毅外野手の弟である陸捕手(1年、東海大相模)は9回に代打でリーグ戦初出場し、痛烈な右前打を放った。後続の安打で本塁生還を果たし、初得点のおまけもついた。

 結果を出したルーキーに鳥山泰孝監督は「走・攻・守のバランスが非常に良い。野球に対する情熱を持っている。(正捕手で主将の)福永がいるので、なかなかチャンスはないが、レギュラーと遜色ない力をすでに持っている。来年以降もチームを預けられる選手だと思っている」と語った。

 1月に初練習に臨んだ際は「ついていけるか不安だったが、先輩が教えてくれた。チームの雰囲気が良くてやりやすかった。(同じ捕手で主将の)福永さんから吸収していきたいです」と意気込みを語っていた。

 東海大相模(神奈川)では扇の要を務め、昨年の甲子園交流試合は大阪桐蔭戦に「6番・捕手」で先発出場。

 1月には、同じ東都大学リーグの中大でプレーした経験を持つ兄から「東都でやればメンタルが強くなる。試合に出られれば上(社会人やプロ)でもやれる」と激励を受けた。兄と同じ舞台に立つために“戦国東都”で腕を磨く。(柳内 遼平)

 ◆神里 陸(かみざと・りく)2002年(平14)5月3日生まれ、沖縄県島尻郡南風原(はえばる)町出身の19歳。6歳から少年野球チーム「山川ミラクルズ」で野球を始めて投手。小5、6年時に九州大会出場。南星中では投手、遊撃手で3年時に全国大会ベスト4。東海大相模では昨夏に内野手から捕手に転向した。50メートル走6秒8、遠投105メートル。1メートル70、74キロ。右投げ左打ち。

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