プホルス戦力外 エンゼルスGM「我々にはDHとしてショウヘイがいる」

[ 2021年5月7日 09:51 ]

プホルス(左)と笑顔で握手するエンゼルス大谷
Photo By スポニチ

 エンゼルスは6日(日本時間7日)、ジョン・カルピーノ球団社長とペリー・ミナシアンGM、ジョー・マドン監督がオンライン会見を行い、通算667本塁打を放ったアルバート・プホルス内野手(41)に戦力外通告とした理由を説明した。

 ペリー・ミナシアンGMは「彼(プホルス)は毎日プレーしたがっていたが、我々には若いジャレッド・ウオルシュがいる。我々は彼を一塁手のレギュラーとして毎日見たいと思っている。そして、我々にはDHとしてショウヘイがいる。アルバートは控え選手ではない。彼をベンチに置いておくこと、彼がプレータイムを得られないことは、彼のためにもチームのためにもならないと私たちは感じた。決して良い時期ではないが、組織にとってはベストなことだと思っている」と話した。

 プホルスにチーム方針を正式に説明したのは昨夜(5日、同6日)の試合後だったという。同GMはその際の様子を「一切の揉め事も文句も議論もなかった。彼は我々の状況を理解していた。悪い結果にはならなかった」と説明。同GMによれば、プホルスは毎日プレーできる環境を求めているという。

 プホルスは11年12月にフリーエージェントとしてエ軍に10年総額2億4000万ドル(約261億6000万円)で契約。今季が契約最終年だった。今季は24試合に出場し、打率198、5本塁打、12打点。4日(同5日)のレイズ戦で「7番・一塁」で出場し、4打数1安打。これが最後の試合となった。通算成績は2886試合、10925打数3253安打、667本塁打、2112打点、打率・298。MVP3度、オールスター出場10回を果たしている。

 エンゼルスのアート・モレノオーナーは以下の声明を発表した。「エンゼルスは、2011年にアルバート・プホルスと契約し、彼が殿堂入りしたキャリアの約半分をエンゼルスのジャージで過ごしたことを誇りに思っています。アルバートのフィールド内外での歴史的な功績は、世界中のアスリートにインスピレーションを与え、彼の行動は真のスーパースターになることを意味します。2001年にルーキー・オブ・ザ・イヤーを受賞して以来、アルバートと妻のディードレは、世界中の数え切れないほどの慈善団体に時間と資源を惜しみなく提供してきました。私たちは、プホルス・ファミリー全員に感謝しています」  

続きを表示

この記事のフォト

2021年5月7日のニュース