侍J 稲葉監督 公式戦視察スタート 千賀長期離脱で広島・森下に期待

[ 2021年4月14日 05:30 ]

甲子園球場を訪れた侍ジャパンの稲葉監督(左)
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 侍ジャパンの稲葉篤紀監督(48)が13日、東京五輪に向けた公式戦視察をスタートさせた。足を運んだ阪神―広島(甲子園)は雨天中止も先発予定だった広島・森下に高い期待を寄せた。

 「今日は森下投手が投げるので見に来た。ああいう整った選手がジャパンに必要だなと楽しみにしてた」。昨季新人王の右腕は、今季2戦2勝、防御率0・00と抜群の安定感を見せている。有力候補だったソフトバンク・千賀が長期離脱で五輪出場が厳しくなり、代わる先発の軸が必要。「また機会をみて見に来たい」と話した。

 また、魅力的な長距離砲の阪神・佐藤輝については「非常に気になる選手の一人ですね。遠くに打球を飛ばすのは練習で身につくものではなく、魅力のある選手」と評価した。 (後藤 茂樹)

 《マスターズV/松山と“共闘”へ「同じ気持ちで」》稲葉監督は男子ゴルフ・松山のマスターズ初優勝に刺激を受け、東京五輪での共闘へ思いをはせた。「場所も日本ではない中で世界と戦い、重圧の中で1位を獲る。野球も五輪を獲って、という気持ちになった」。松山は優勝後、改めて東京五輪出場への意欲を示した。「日本のスポーツを盛り上げるという気持ちは一緒だと思うし、コロナ禍で大変な思いをされている方々のためにも、同じ気持ちで戦えたらと思います」と話した。

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2021年4月14日のニュース