楽天が9回に意地を見せて執念のドロー 浅村&則本昂の侍ジャパン候補が存在感示す

[ 2021年4月14日 22:16 ]

パ・リーグ   楽天2―2ロッテ ( 2021年4月14日    楽天生命パーク宮城 )

<楽・ロ>9回、先頭の浅村が右中間二塁打(撮影・長久保 豊)
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 楽天が土壇場で驚異的な粘りを発揮し、2―2の引き分けに持ち込んだ。1点を追う9回。先頭の浅村が口火を切った。右中間への二塁打でチャンスメークすると、辰己の右前打などで1死一、三塁と好機を広げる。ここで鈴木大が右犠飛を放って同点に。後続が打ち取られて勝ち越せなかったものの、相手守護神・益田を攻め立てて、執念でドローをもぎ取った。

 チームは直近5試合で2敗3分けと白星から遠ざかっているが、東京五輪まで残り100日だったこの日は侍ジャパンの候補選手が存在感を示した。

 浅村は9回の反撃のきっかけをつくり「塁に出ることしか考えていなかった。納得はしていないけど、今できる最低限のことはできている。(五輪に)出たい気持ちはあるけど、まずはチームのことを考えてしっかりやりたい」。先発で6回6安打1失点と力投した則本昂は「ブルペンから立ち上がりは最悪だったけど、その後は悪いなりに粘ることができた」と振り返った。

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