史上初の3球団開幕投手勝利の楽天・涌井 辰己の先頭弾も予言していた 「本当に打っちゃった…」

[ 2021年3月26日 20:20 ]

パ・リーグ   楽天8ー2日本ハム ( 2021年3月26日    楽天生命 )

<楽・日>笑顔でガッツポーズする涌井(左)と辰己(撮影・白鳥 佳樹)
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 楽天は26日に本拠地・楽天生命パークで日本ハムと開幕戦を行い8―2で石井監督が公式戦初勝利を飾った。

 プロ野球史上歴代5位タイなる10度目で歴代3人目となる3球団目の開幕投手を務めた涌井が7回無失点でチームを勝利に導いた。涌井は前回登板の19日ヤクルトとのオープン戦で3回2/3で8失点だったことに触れ「涌井は「前回登板でボコボコに打たれていたので、調整できてよかったです」とホッとした表情を見せた。また初回に1番の辰己が先頭初球打者を放ったことに「今日、辰己が先頭打者ホームラン打ったので。ロッカーたまたま(辰己と)隣で『初球あっちに打てばホームランになるよ』って言ったら本当に打っちゃったので。それでメンタルやられて慌ただしくなりました」と、まさかの予言的中に焦ったという。

 辰己は「涌井さんにアドバイスを頂いてたので、初球から思いっきりいこうと思っていた」と狙っていた。そして「前回、涌井さんが炎上したので、どうしても先に点を取ってあげたい気持ちがいい結果を生み出した。涌井さんも前回炎上したということで不安だったと思う。なので僕にアドバイスをしてくれたと思います。本当にありがとうございます」と先輩の言葉に感謝した。また開幕初球先頭弾はプロ野球界では2007年以来、パ・リーグでは1970年以来の快挙に「1970年代、そうですね、多分僕は生まれてないと思うんですけど、1970年に打たれた方に続けて良かったと思います」とファンを笑わせた。

 涌井は石井監督に初勝利を贈れたことに「ずっと若い頃からお世話になってきてたので、凄い色々感謝もしてる」と喜んだが「初勝利のボールを牧田さんにもらうの忘れて、自分が渡したかったですけど」と苦笑い。それでも今季のシーズンへ「いいスタートが切れたので、去年のようにずっと連勝して、また辰己に打ってもらいたいと思います」と意気込みを語った、また辰己も「感謝の気持ちを忘れないように、これからも一つ一つ勝って、みなさんに勝利を届けれるように一生懸命やっていきたい」と語った。

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