中日・根尾 3年目で初の開幕スタメン奪取 「8番・左翼」で2021年スタート

[ 2021年3月26日 17:21 ]

セ・リーグ   中日―広島 ( 2021年3月26日    マツダ )

<中日練習>与田監督(左)が見つめる中、ショートで守備練習する根尾 (撮影・奥 調)
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 中日・根尾昂内野手(20)が26日、プロ入り初の開幕スタメンに入った。同日の広島戦のスタメンが発表され、根尾は「8番・左翼」に抜てきされた。高卒3年目以内の野手の開幕スタメンは球団では92年に同じ高卒3年目で「2番・遊撃」で出場した種田仁以来で、21世紀で球団最年少となる。

 オープン戦13試合のうち、9試合を左翼で先発出場。打率・250をマークするなど成長が認められ、中日に復帰した福留らとの開幕スタメン争いを勝ち取った格好だ。ただ、根尾はあくまで「ショートのレギュラーが最終的な目標」と言い、「まずレフトでレギュラーを獲れるよう攻めて攻めきりたい」と話すなど、自らに目標を掲げている。

 与田監督は開幕1軍を決めた際、若手選手に対して「これが開幕戦なのか、と打席に立って感じると思う。怖さを知ってほしい。恐怖心は経験しないと拭えない」と、緊張の大舞台を経験することを望んでいた。20歳・根尾の他にも24歳・滝野、21歳・高松、20歳・石橋、19歳・岡林の5人が初めて開幕1軍入りするなど、チーム全体が若返った印象。今後は、根尾が何試合でスタメンに名を連ねるか、また、どのポジションなのかにも注目が集まる。

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2021年3月26日のニュース