「無敵」阪神・佐藤輝に初めての「課題」 ベテラン和田にひねられ、対左投手は13打席連続無安打

[ 2021年3月8日 05:30 ]

オープン戦   阪神3ー4ソフトバンク ( 2021年3月7日    ペイペイドーム )

<ソ・神>3回2死、阪神・佐藤輝は空振り三振に倒れる(撮影・大森 寛明)
Photo By スポニチ

 2試合続けて「2番」で出場した阪神ドラフト1位・佐藤輝(近大)は3打数無安打で6回の守備から退いた。日米通算143勝のベテラン左腕・和田と対峙(たいじ)し初回1死では3球で空振り三振。3回2死では一転、7球続けてファウルするなど粘ったが12球目のワンバウンドするチェンジアップにバットが空を切った。2打席連続三振はもちろん、同じ投手に2三振を喫したのも、実戦14試合目で初めてだった。

 「やっぱり球もキレがあって、直球だったり変化球の質もすごく良かった。今日は打つことができなかったですけど、いつか当たることがあれば頑張ります」

 5回2死一塁で迎えた3打席目は直球を捉えたが二直。先発に右打者8人並べる中で起用した矢野監督は「今は試合に出ていく中でいろいろ学ぶ時期。いろいろなピッチャーと対戦するというのが、あいつのためになる」と意図を説明した。

 2月20日に中日・松葉から中前打したのを最後に対左投手は13打席連続無安打となった。「左の壁」が存在し始めたが、今は全てが学びであり、経験の場だ。 (阪井 日向)

続きを表示

2021年3月8日のニュース