巨人ドラ5秋広 3打席連続三振でプロの洗礼、ほろ苦本拠地デビュー 変化球対応が課題

[ 2021年3月4日 05:30 ]

オープン戦   巨人1ー6ヤクルト ( 2021年3月3日    東京ドーム )

8回1死、見逃し三振に倒れた秋広(撮影・西川祐介)
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 ほろ苦い本拠地デビューだった。巨人のドラフト5位・秋広(二松学舎大付)が「8番・一塁」で出場し、3打席連続三振。今季初の有観客試合となった東京ドームで、プロの厳しさを味わった。

 「結果は出ませんでしたが、チャンスを無駄にしないためにも早くプロの投手に慣れてチームに貢献したい」。中学3年時、ボーイズ関東選抜で試合して以来の東京ドーム。3回の第1打席はマクガフのカットボールとスプリットに対応できず、5回の2打席目は原の100キロ台の緩いカーブでタイミングを崩された。変化球の意識がある中で8回の3打席目、今野に3球連続で直球を投げられ、一球も手が出なかった。

 前日激励された長嶋茂雄終身名誉監督も58年4月5日の後楽園でのデビュー戦で洗礼を浴びた。金田正一の前に4打席連続空振り三振。悔しさを糧にスーパースターになった。

 第1打席はアニメ「進撃の巨人」のオープニング主題歌「紅蓮の弓矢」を登場曲にした。4日は東京ドームから程近い文京シビックセンターで開かれる卒業式に参加する予定。原監督は「肥やしになっていますよ。卒業式から戻ったら一回りも大きくなっているでしょう」と期待した。(田中 健人)

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2021年3月4日のニュース