バックスクリーン越え エンゼルス大谷 自己最長142・6メートル場外2ラン「良い軌道で捉えている」

[ 2021年3月4日 08:35 ]

エンゼルスの大谷翔平(右)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(26)が3日(日本時間4日)、アリゾナ州テンピでのレンジャーズとのオープン戦に2試合ぶりに「2番・DH」で出場し、3打席目に今季実戦初本塁打の特大2ランを放った。

 「スイングも良かったですし、見送っている感じも、見え方も良かったので、もっともっと良くなると思う。上体がしっかり残っている段階で打ちにいくかどうかを下半身で決めている気がするので良い傾向かなと思います」

 1点リードの5回無死二塁。フルカウントからの8球目だった。右腕クラウスの高めの速球を振り抜くと、打球は高々と舞い上がり、バックスクリーンを大きく越えた。球団によれば、打球速度107キロ(約172・2キロ、)、打球飛距離は自己最長の468フィート(約142・6メートル)の特大弾だった。

 打球が飛びやすい乾燥気候のアリゾナとはいえ、今季から導入の低反発球で規格外の一発をかっ飛ばした。「風もあったので、飛距離がどうのこうのはわからないですけど…」と謙そんしつつも、「ある程度、良い角度で上がっているっていうことは良い軌道で捉えているということ。結果的にそれが本塁打になる確率が高い。そういう風な軌道で入ると比較的良い打撃ができると思っています」と納得の表情だった。オープン戦での本塁打はメジャー4年目で初。初回1死の1打席目は四球。3回1死二塁の2打席目は右腕ウッドの速球に差し込まれ、二ゴロだった。

 大谷は打者として実戦初出場した1日の本拠地ホワイトソックス戦でも2安打2得点の活躍を見せていた。投手としては5日(同6日)の敵地アスレチックス戦に実戦初登板して2イニングを投げる予定で、「基本的にはまっすぐが軸にはなると思う」と話し、「実戦なのであとはランナーが出た時のバッターとの間合い」とテーマを掲げた。

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