DeNA“番長”三浦監督初勝利 期待の関根がサヨナラ打「練習の成果出てきている」

[ 2021年2月21日 05:30 ]

練習試合   DeNA6-5ロッテ ( 2021年2月20日    宜野湾 )

ベンチで見守る三浦監督(撮影・島崎忠彦)
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 叩きつけた打球が前進守備の一、二塁間をしぶとく抜けた。DeNA・関根が9回に右前サヨナラ打。対外試合4戦目での初勝利に三浦監督は「勝負強い打者だから。粘って何とかしてくれると思ったよ」と笑った。

 決着はイメージ通りだった。5―5の9回1死一、三塁。4回から途中出場の関根が5番手・アコスタの直球をはじき返した。「決めてやると思っていた」と殊勲打に声が弾んだ。1メートル73と小柄な8年目の左打者に求められたのは、粘り強く泥くさい一打。キャンプ初日の1日、指揮官が自ら打撃投手を務め、状態を確認した。昨季1軍出場なしの25歳。機動力重視を掲げる番長野球のキーマンとして「期待している」と目をかけた。

 コロナ下で外国人選手の合流が不透明。現有戦力の底上げは必至だ。外野争いで生き残りをかける男の必死のアピール。新指揮官は「キャンプでの練習の成果が出てきている。サヨナラ勝ちはやっぱり盛り上がるよ」と待望の初星がうれしそうだった。(大木 穂高)

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