DeNA・細川 ポスト筒香が放った「愛すべき遊ゴロ」

[ 2021年2月21日 20:29 ]

<練習試合D・ロ>8回1死三塁、遊ゴロに倒れた細川(撮影・島崎忠彦)
Photo By スポニチ

 その一打はポスト筒香に期待される豪打でもなければ、快打でもなかった。それでも勢いのない遊ゴロは「愛すべき」一打だった。

 DeNAは21日、ロッテとキャンプ地の沖縄・宜野湾で練習試合。試合は4―5で敗れた。昨季イースタン・リーグで最多本塁打、最多打点、最高出塁率の「3冠」を達成した5年目の細川成也外野手は、「5番・DH」で出場。3打数1安打2打点に終わった。

 「愛すべき」一打は3―4の8回1死三塁の第4打席。三走は俊足の宮本。5年目にブレークした筒香(レイズ)と同じく今季が5年目で飛躍が期待される22歳は、4番手の東妻から叩きつけるような高いバウンドの遊ゴロを打った。宮本が好走塁で生還。しぶとく一時同点に追いついた。

 バックネット裏席では、この日は2軍キャンプがオフとあり、2軍関係者も含め編成関係者ら多くの球団関係者が観戦していた。

 その中の1人は「細川は当然長距離砲として期待される1人。それでもあの場面で本人は必死にゴロを打つ意識を持っていた。あういう姿勢はいいよね。今年はみんながこういう姿勢で1点を奪っていくことが大事。(コロナ下の影響で)外国人の来日もどうなるかわからないし」と称賛した。

 試合後に三浦監督も「よかったと思う。追い込まれてあういう意識は大きい。何でもかんでもずっとヒットが出ればいいけど、ヒットだけで点を取るのは難しい。取れるところで確実に点を取ることはできた」と評価した。

 本人も大先輩の筒香を意識して「自分も今年絶対ブレークしたい」と話していた。だが千里の道も一歩から。将来4番を担う“番長チルドレン”が示した信頼を勝ち取るための「愛すべき」姿勢。必死のゴロは首脳陣の心に確実に響く。それにより出場機会が増えれば、細川はおのずとアーチストへの道を進んで行くはずだ。

続きを表示

2021年2月21日のニュース