【広島新入団会見】ドラ4・小林 目標は甲子園で投げ合った奥川「ひかれる部分あった 憧れの存在」

[ 2020年12月15日 13:22 ]

<広島>新入団発表会見でポーズをとるドラフト4位の小林(撮影・奥 調)
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 広島の新入団選手発表会見が15日、広島市内で行われ、ドラフト4位の小林樹斗投手(17=智弁和歌山)が、目標の選手にヤクルトの奥川を挙げた。

 「高校2年生のときに投げ合って、本当にひかれる部分があったので、憧れの存在です」

 小林は最速152キロに、スライダー、チェンジアップなど多彩な変化球を持つ右腕。2年春から2季連続で甲子園に出場し、昨夏は星稜・奥川と投げ合った。小林は4回途中降板となったが、力を認められた試合でもあった。甲子園では通算4試合に登板し、12回1/3を投げて防御率1.46。今夏の交流試合・尽誠学園戦では1回を無失点にまとめるなど、奥川を目指す過程で成長を遂げた。

 対戦したい打者には、巨人の坂本を指名。「甲子園で阪神―巨人を見に行った時に、素晴らしい打者だなと思った。レベルの高い打者を抑えてみたい。初球から真っすぐで押していって、打ち取りたい」。和歌山県日高郡出身で、2歳から虎党の父・英樹さん(43)と甲子園球場で観戦したが、阪神も巨人も倒すべき相手となった。

 「どんな場面でも、勝ちにつなげられる投手が理想。何が何でも勝つことを第一にやりたい。チーム全員から必要とされる投手になりたい」。17歳の夢が広がる。

 ◆小林 樹斗(こばやし・たつと)2003年(平15)1月16日生まれ、和歌山県美浜町出身の17歳。松原小3年から松原少年野球クラブで野球を始め一貫して投手。松洋中では軟式野球部に所属。智弁和歌山では1年春からベンチ入りし2年秋から背番号1。2年春夏に甲子園出場。最速152キロにカーブ、スライダー、スプリット、チェンジアップを操る。1メートル82、86キロ。右投げ右打ち。背番号は53。

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