【広島新入団会見】ドラ2・森浦 高校時代に痛打浴びた岡本に雪辱宣言「プロでリベンジしたい」

[ 2020年12月15日 12:13 ]

<広島>新入団発表会見でポーズをとるドラフト2位の森浦 (撮影・奥 調)
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 広島の新入団選手発表会見が15日、広島市内で行われ、ドラフト2位の森浦大輔投手(22=天理大)が、雪辱を誓った。

 対戦したい選手として、巨人の岡本を挙げた森浦は「高校時代に一度対戦して打たれているので、プロでリベンジしたい」とキッパリ。天理時代に奈良でしのぎを削った智弁学園の岡本には「レフト前に強い打球を打たれました」といい、プロでの再戦に向けては「自分の持っている球を全力で投げたい。ストレートを」と直球勝負での完勝をイメージした。

 MAX148キロ左腕は、チェンジアップを軸に天理大では通算21勝をマーク。即戦力投手として、1年目から先発、中継ぎを問わず、期待されている。「1試合でも多く投げたい」と、ルーキーイヤーからフル回転を宣言。球団新人の最多登板は62年池田英俊の57試合で、左腕に限れば、95年高橋建の39試合。また、先発としても日本人左腕の2桁勝利は01年の高橋建が最後で、様々な金字塔への挑戦が注目される。

 「今年はチェンジアップが良かったので、プロでも磨いて決め球にしたい。目標は前田健太投手。カープで活躍して、とても応援された投手なので、自分も応援される投手になりたい」

 熱い声援を背に、応援される投手へ。広島には昨年、1年先輩の石原貴が入団しており、いずれは1軍での天理大バッテリーを夢見ていた。

 【森浦はこんな選手】
 ☆生まれ&サイズ 1998年(平10)6月15日生まれ、和歌山県新宮市出身の22歳。1メートル75、71キロ。左投げ左打ち。
 ☆球歴 丹鶴小1年から「新宮パワーウエーブ」で野球を始め、緑丘中では軟式野球部に所属。天理高では1年夏からベンチ入りし、2年春、夏の甲子園大会に出場。天理大では1年春からリーグ戦に出場し、通算21勝10敗。1年春、秋にMVP。全国大会は1、2年時に大学選手権に出場した。
 ☆同学年の輪 広島では高橋昂、坂倉らが同学年。同じ左腕の高橋昂とは高校時代に対戦経験はなく「盗めるところは盗んでいきたい。ライバルとして負けないようにしていきたい」。
 ☆遠投 最も大事にしている練習は遠投。「低い球筋でスピンをかけることを意識している」。
 ☆食生活 奈良県天理市で高校、大学の計7年間を過ごしたが、有名なご当地ラーメン「天理ラーメン」は「辛いから…」と食べたことがない。ちなみに名物の多い広島で食べたいものは「カキ」だとか。

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2020年12月15日のニュース