ロッテ 2戦連続逆転負けで下克上ならず…チェン・ウェインが誤算5失点KO、打線は好機で凡退

[ 2020年11月15日 16:27 ]

パ・リーグCS第2戦   ロッテ4―6ソフトバンク ( 2020年11月15日    ペイペイD )

<CSソ・ロ>4回途中で降板したチェン・ウェインは井口監督の横を歩く(撮影・中村 達也)
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 崖っ縁に追い込まれていたロッテは、ソフトバンクに2試合連続の逆転負けで今季終戦。対戦成績が0勝3敗(リーグ優勝のソフトバンクに1勝のアドバンテージ)となり、「下克上」での日本シリーズ進出を逃がした。

 初回に4番・安田が左中間へ2点適時二塁打を放つなど3点を先制したロッテ。しかし、先発マウンドを託された左腕チェン・ウェインが誤算だった。中村に2打席連続で2ランを許し逆転されると、松田にも一発を浴びて4回途中5失点で降板。経験豊富な元メジャー左腕は9月に途中加入し、今季のソフトバンク戦も2試合で防御率2・57の成績を残していたが「チームの状況を悪くしてしまった」と、良い流れを作ることはできなかった。

 打線は好機での凡退が目立った。5回には無死一、二塁の場面から7番・福田が空振り三振、8番・田村が一邪飛、9番・藤岡が二ゴロ。2点を追う7回に6番・中村の二ゴロの間に1点を入れたが、9回には1死満塁の場面で無得点に終わるなど、チャンスで後続に決定打が出なかった。

 2試合連続で先制するも逆転負け。2010年に3位から日本一まで駆け上がった「下克上」を再現することはできなかった。

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