ロッテ 崖っ縁…ミスで追いつかれ井口監督「短期決戦では流れが向こうに」

[ 2020年11月15日 05:30 ]

パ・リーグCS第1戦   ロッテ3―4ソフトバンク ( 2020年11月14日    ペイペイD )

<ソ・ロ>6回、牧原(左)のニゴロでエラーする一塁手・井上(撮影・岡田 丈靖)
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 短期決戦ではミスが命取りとなる。ロッテの井口監督は「急いだんでしょうね。あのようなミスが出たら、短期決戦では流れが向こうにいってしまう」と同点に追いつかれた場面を振り返った。

 1点差に迫られた6回、なおも1死一、三塁で3番手・唐川は牧原を二ゴロに仕留めた。捕球した中村奨は一塁走者に自らタッチし、素早く一塁へ送球。併殺なら1点リードでチェンジだったが、一塁手・井上のミットからボールがこぼれた。三塁走者の動きに気を取られたことで、早く目を切ってしまった。チームは今季リーグ最少の53失策と堅守を誇ったが、大舞台で致命的なミスを犯した。

 8回には5番手の沢村が甲斐の適時内野安打で決勝点を失った。優勝したソフトバンクに1勝のアドバンテージがある4試合制で、勝ち星が同じなら上位球団が勝者となる。ロッテは3連勝するしかなく、早くも崖っ縁に追い込まれた。指揮官は「何とか明日は勝ちたい」と言葉を振り絞ったが、難敵・千賀から3点も奪っただけに、悔いが残る試合だった。(横市 勇)

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