大谷大1年生・寺門 7回1失点、10戦目でリーグ戦初勝利に貢献 井上監督は成長喜ぶ

[ 2020年10月12日 22:37 ]

京滋大学野球連盟2020年度秋季リーグ戦   大谷大2―1滋賀大 ( 2020年10月12日    皇子山 )

<滋賀大・大谷大>大谷大の先発・寺門慶馬投手
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 リーグ最終戦で意地を見せた。大谷大の1年生右腕・寺門慶馬(就実)が先発し、7回1失点の粘投。チームとして今リーグ戦10試合目での初勝利に貢献し「立ち上がりは良かったですが、4回の3安打で1点を取られたことが反省。その後はしっかり修正できたので、そこは良かったかなと思います」と穏やかな笑顔だった。

 2―0の4回1死一、三塁から、5番・横山に左前打を許すも、後続を退け、最少失点に切り抜けた。7回で許した安打は4本。安定した投球で、相手打線に的を絞らせなかった。

 打線でも1年が躍動した。1点リードの3回1死満塁で打席に立った5番・遠藤宥斗(近江兄弟社)が左翼へ決勝打。「どうしても追加点が欲しい場面だったので、ランナーをかえすという気持ちで打席に立ちました」と笑顔を見せた。

 井上浩司監督(55)は「本来であれば、オープン戦をやってリーグ戦に臨むところが、それができなくて。リーグ戦を通して、対応してくれるようになった」と言う。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、対外試合ができなくなるなど、リーグ戦を迎えるにあたって困難な状況があった。それでも試合の中で成長したナイン、1年生の姿に目を細めた。

 前日11日の敗戦で1部最下位が確定したため、24日からの入れ替え戦に回る。指揮官は「(少しでも長く)ゲームができることをありがたいと思って。やるしかないかなと思います」と前を向いた。残留を目指して、最後まで一丸で戦い抜く。

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2020年10月12日のニュース