「ロケットボーイズ」ヤクルト・石井コーチ 五十嵐の引退「寂しい」

[ 2020年10月12日 05:30 ]

2002年、オールスター出場を喜ぶ石井弘寿投手と五十嵐亮太投手
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 ヤクルト・五十嵐亮太投手(41)の今季限りでの現役引退が明らかになったことを受けて11日、マツダスタジアムで石井弘寿投手コーチ(43)が思いを語った。かつて五十嵐とのリリーフコンビで「ロケットボーイズ」として活躍。数日前に五十嵐から電話で引退報告があり「寂しい思いが第一だけど、本当にお疲れさまでした」と伝えたという。

 ともに150キロ超の剛球で右の五十嵐、左の石井のリリーバーとしてフル回転。「思い出はいろいろあり過ぎて今は思い浮かびません。僕たちの後ろを投げる現監督の高津さんにどうつなぐか必死でした」。五十嵐がヤクルトに復帰した昨年からは選手とコーチの関係になり「常に追求心があり、少しでもうまくなろうという気持ちを持っているがゆえに900試合以上(日米通算905試合)の登板が成せたんだと思います」と功績を称えた。五十嵐の引退は、12日にも正式発表される。(秋村 誠人)

 ◆五十嵐 亮太(いがらし・りょうた)1979年(昭54)5月28日生まれ、千葉県出身の41歳。敬愛学園から97年ドラフト2位でヤクルト入団。04年に37セーブを挙げ、最優秀救援投手に輝いた。09年オフにFAでメッツに移籍し、12年はパイレーツ―ブルージェイズ―ヤンキースに所属。13年にソフトバンクで日本球界に復帰。1メートル78、95キロ。右投げ右打ち。

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