柔軟性もある データと柔軟性を兼ね備えた“高津式”ID野球

[ 2020年7月13日 05:30 ]

セ・リーグ   ヤクルト3―2巨人 ( 2020年7月12日    ほっと神戸 )

<巨・ヤ>首位に立った高津監督。マスク姿で笑みを浮かべる(撮影・村上 大輔)
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 【記者フリートーク】野村ID野球を継承する高津監督にとってデータは“酒のアテ”だ。「自由な時間は(試合のデータを示した)チャートを見ていることが多いかな。酒の種類は何でもいいんだけど。映像もあったら何時間でもいけるね」。

 根っからの“野球好き”。活動自粛期間中も自チームの過去のデータを「普段、目が通せないところまで通した」と有効に使った。昨年のドラフトで奥川を1位指名後は、西武・松坂、ヤンキース・田中ら、プロ入り1年目から結果を出した選手の当時のデータを取り寄せるなど、その育成法を思案したりもした。

 ただ、データ偏重になるわけではなく柔軟性も持ち合わせる。この試合では清水が8回に投げるなど、セットアッパーとして固めつつある。「当初、考えていた役割とは違う」と明かすが、開幕後の好調ぶりから抜てき。重視するが、とらわれない。高津スタイルで頂点を目指す。(ヤクルト担当・黒野有仁)

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2020年7月13日のニュース