阪神・藤川が登録抹消 右肩不良「今の状態ではチームの力になれない」

[ 2020年7月13日 05:30 ]

阪神・藤川
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 名球会入り目前に迫っている阪神・藤川球児投手(39)が12日、右肩コンディショニング不良のため出場選手登録を抹消された。再登録は22日以降。球団を通じて「大事なポジションだけに今の状態ではチームの力になれないので、1日も早くコンディションを回復させられるよう努めます」とコメントした。

 藤川は今季、抑えとして5試合登板0勝2敗2セーブ、防御率15・75。11日のDeNA戦でも1点リードの9回に登板し、味方失策絡みで同点に追いつかれた直後にソトに2ランを浴び、今季2度目のセーブ機会失敗となった。登板5試合中4試合で失点と、不安定な投球が続いていた。

 目下、日米通算245セーブで、名球会入りまで残り「5」に迫っているが、本人、首脳陣ともにまずは回復に努めることが先決と判断した。本人と話した矢野監督も「なるべく早くコンディション、状態を(整えて)。ちょっと急ピッチで無理して投げているところがあった」と説明した上で「ホッとするほどの時間はないし、本人もそういう風に思っていない。早く戻ってきて、また球児が見たいなと思っています」と早期復帰を期待した。

 藤川は14日以降に2軍本隊に合流予定。代わって、ガンケルを中継ぎ要員で登録した。リリーフ陣は守屋、エドワーズに続き、藤川までが戦線離脱する緊急事態。苦境は続く。(惟任 貴信)

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2020年7月13日のニュース