大谷 二刀流登録 他球団より投手1人多く確保のメリット エ軍に「大きな後押し」

[ 2020年6月30日 02:30 ]

エンゼルス・大谷
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 エンゼルスの大谷翔平投手(25)が28日(日本時間29日)、7月上旬に再開するキャンプに向けた60人枠に今季から新設された「二刀流選手(Two―Way)」として登録された。7月23日(同24日)か24日(同25日)に開幕する今季はメジャー出場の前提となる枠が従来の40人から60人に拡大され、この日が提出期限だった。

 二刀流登録は前年かその年に投手で20回以上、野手で20試合以上の先発出場が条件で、今季に限り前々年の成績も加味される。右肘手術で昨季登板がなかった大谷だが18年に51回2/3を記録。レッズのロレンゼン、レイズのマッケイら投打でメジャー出場経験のある選手は登録基準に届いていない。唯一二刀流選手として登録される大谷に、大リーグ公式サイトは「二刀流がエ軍にとって大きな後押しになる」と期待した。

 なぜなら二刀流登録は他球団よりも投手を1人多く確保できるメリットがある。60試合制の今季の出場選手登録は開幕時が30人でその後、28人、26人と段階的に減らす特別ルール。昨季までの25人から余裕ができるが、当初の予定通り今季から「ワンポイント救援」は禁止されるため、投手陣が手薄なエ軍にとってメリットは大きい。

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2020年6月30日のニュース