MLB 選手会に開催案を提出へ “本拠地案”支持多く、7月2日開幕目指す

[ 2020年5月8日 02:30 ]

 大リーグ機構(MLB)がシーズン開幕に向け、1週間以内に大リーグ選手会に開催案を提出する見通しになったと6日(日本時間7日)、スポーツ専門局ESPN(電子版)が報じた。これまでキャンプ地のアリゾナ、フロリダ両州や、テキサス州が開催地に浮上。現行のリーグを解体して3地区に再編した上で各本拠地で行う案も報じられた。しかし、いずれも選手会へ正式な提案はなく、事態が大きく進展する可能性も出てきた。

 ESPNによれば、MLB関係者の間では本拠地開催案への支持が強まっている。キャンプも本拠地で再開すれば、家族と離れてプレーすることに抵抗を示していた選手サイドをはじめ、多くの利害が一致するという。

 開幕を見据え、12球団以上が選手に調整のペースを上げるよう助言。最速で6月10日(同11日)にキャンプを再開し、7月1日(同2日)の開幕を目指すとみられる。米スポーツサイト「ジ・アスレチック」によると、インディアンスはこの日程で準備するよう指示した。

 試合の実施方法も労使で合意する必要がある。昨季まで25人で、今季から26人に増える予定だった出場選手登録を30人とする案が検討され、7月開幕の場合はレギュラーシーズンが80~100試合程度になるとみられる。

 ◯…レッドソックスの先発右腕マキューは開幕時の安全面についてヤフースポーツの取材に「選手に対し、選手自身や家族の命を危険にさらすよう言うことはできない」と懸念を口にした。また、糖尿病や不整脈などの持病がある選手や65歳以上の審判などが、新型コロナウイルス感染で重症化するリスクを指摘した。

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2020年5月8日のニュース