6割が12球団内に残る 一般企業就職は16人 2019年戦力外・引退選手進路調査

[ 2020年4月22日 18:11 ]

 日本野球機構(NPB)は22日、昨年限りで戦力外となった選手と引退した選手127人の進路調査結果を発表した。11年の調査開始以来最高割合となる60・6%の77人が他球団への移籍やコーチ就任、球団職員への転身で12球団内に残った。

 昨年発足した琉球ブルーオーシャンズへの9人を含め、12人が選手や指導者として独立リーグへ移った。

 一般企業には16人が就職。前DeNA投手の水野滉也氏は起業し、クラウドファンディング事業を運営する会社を立ち上げた。

 大学への進学は3人。17年11月に「セカンドキャリア特別選考入試に関する協定」を結んだ国学院大が2人。前ロッテ投手の島孝明氏、前広島投手の岡林飛翔氏が進学した。通信制の星槎大にも1人進んだ。

 調査は日本プロ野球選手会の協力も得て行われた。未定・不明が9人いた。127人の平均年齢は28・2歳で、平均在籍年数は8・2年だった。

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2020年4月22日のニュース