ソフトバンク・上林「キングダム」から刺激!大谷の動画で左足の使い方研究

[ 2020年4月22日 05:30 ]

キャッチボールする上林(球団提供)
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 苦境をはね返すヒントは、人気アニメ!?ソフトバンク・上林誠知外野手(24)が21日、ペイペイドームでの自主練習後にオンラインで報道陣に対応した。練習以外は自宅で過ごす時間が多く、人気アニメ「キングダム」の主人公が大将軍を目指し奮闘する姿に刺激を受け、エンゼルス・大谷翔平投手(25)らの打撃動画もチェックしながら開幕に備えている。

 開幕日は依然、不透明のまま。それでも、来るべき日に備えなければならない。上林は「活動休止中も野球のことは考えていた。常にうまくなりたい気持ちで毎日、生活している。その気持ちがあれば大丈夫かなと思う」と心境を明かした。

 自宅での過ごし方については「アニメ見たりしていますね」と意外な回答。特にはまっているのがNHK総合で放送中の人気アニメ「キングダム」だという。古代中国で、主人公「信」が大将軍を目指して成り上がるストーリー。「気持ちの部分でプラスになることは多いかな。負けず嫌いがどの戦でも見られる。悔しい思いをしてまた進化していく。自分に重ね合わせて見たりしている」とした。昨季は右手首の故障に苦しみ、99試合で打率・194、11本塁打、31打点の成績に終わった。巻き返しを図る心境に、大ピンチを超人的な精神力で乗り越える主人公の姿を重ねた。

 もちろん、野球面での研究も欠かさない。動画ではエンゼルス・大谷や、元中日で現在は日本ハムでコーチを務める小笠原らのフォームをチェック。「体の使い方が近い選手を見たりしている」と1時間程度、バットを手にしながら鑑賞しているという。「今までだと右足で打つ感覚だったが、そうすると右腰に負担がかかる。左足の前で打つように。大谷さんは(ポイントが)近いので参考になる」と続けた。

 この日はランニングや外野の守備練習をこなし「もう一度、自主トレやキャンプをやるつもりで」と体づくりから取り組む構えだ。「選手もファンの皆さんもストレスを抱えていると思う。開幕したときにお互いがストレスを発散できるような戦いをしていきたい」と上林。成り上がりをイメージしながら、打撃改造にも着手。心身ともに鍛えながら、7年目のシーズンの始まりを待つ。

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2020年4月22日のニュース