日本ハム・バーヘイゲン 村上春樹作品がお気に入り「ユニークな作風だと感じた」

[ 2020年4月22日 05:30 ]

オンライン取材に応じたバーヘイゲン(球団提供)
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 新型コロナウイルス感染拡大の影響で開幕が見通せない中、今年来日した外国人選手は帰国せずに日本で調整を続けている。郷に入れば郷に従え。「ジャパニーズドリーム」を目指し、開幕に向けて万全を期す。

 日本ハムのバーヘイゲンが自主練習に訪れた札幌市内の合宿所でオンライン取材を受け「自宅では読書をして過ごしている。村上春樹氏の短編小説集『女のいない男たち』を(英訳で)最近読み始めた」と明かした。「これまで読んできた本の著者の中でも、村上春樹はとてもユニークな作風だと感じた。一つ一つ細部まで説明された物語の中にふと面白いなと思うポイントがある」とお気に入りだ。

 米テキサス州に住む兄・デレックさんのアドバイスで選んだ一冊だ。「日本でのプレーが決まり、何か日本の本を読みたいと相談した。兄は弁護士で頭が良く、本が大好き。村上春樹の短編から始めるといいと薦めてくれた」。オンライン取材中には「次に読むのは何がいいか教えて」と記者に問いかけた。

 メジャーでは通算10勝。読書で心を落ち着けながら新天地での開幕を待つ。「行ける状況になれば、本の中に名前が出てくる東京の街にも行ってみたい」とコロナ禍の終息を望んだ。(和田 裕司)

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2020年4月22日のニュース