巨人・丸 31歳誕生日に誓い新た「悔いのない一日一日を」

[ 2020年4月12日 05:30 ]

ジャイアンツ球場の室内練習場で打撃練習を行う巨人・丸
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 個人調整を続ける巨人・丸が11日、31歳の誕生日を迎えた。「気持ち的には変わらない」と球団を通じてコメントし誓いを立てた。

 「あと何年現役でいられるか分からないし、一日たりとも無駄にすることはできない。悔いのない一日一日を過ごしていきたい」

 「不変」の努力で1235安打を積み重ねてきた。この日もジャイアンツ球場の室内練習場で「“シュッ”しとこう」とおどけると上着を脱いだ。右手、逆手とティー打撃で振り込んでいく。そのたびに「シュッ!」という声と打球音が響いた。

 東日本大震災が発生し、前回開幕が延期された2011年はプロ4年目。社会混乱の中でも、不断の努力で自身初の開幕1軍をつかみ取った。誕生日は4月12日の開幕前日。4月19日横浜戦でプロ初本塁打し、131試合出場で初めて規定打席到達して飛躍への足場を築いた。お立ち台では「顔のデカい丸です」と、初々しく笑いを誘ったのも懐かしい。

 今季は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、開幕は不透明。きょう12日までだった自主調整期間は「当面の間」に延長されたが「状態を維持して、一日をしっかりとやりきる。僕らはプロなのでいかなる状況にも対応していくという中で、毎日過ごしています」と言う。プロ13年目にしても、ブレない信念がある。(神田 佑)

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2020年4月12日のニュース