工藤ソフト サバイバル3番勝負 リチャードVS佐藤VS柳町…キャンプ打ち上げ即ゴング

[ 2020年2月25日 05:30 ]

中村晃選手会長(中央)の音頭で手締めをしキャンプを打ち上げる工藤監督(左から4人目)らソフトバンクナイン(撮影・岡田 丈靖)
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 実戦サバイバルに突入する。ソフトバンクは24日、宮崎春季キャンプを打ち上げた。25日からは「球春みやざきベースボールゲームズ」の練習試合3連戦(25、26日ロッテ戦、27日西武戦)。工藤公康監督(56)は、結果次第で若手選手も3月のオープン戦に同行させる構えを示した。売り出し中の育成選手、リチャード内野手(20)らが1軍生き残りを懸け、3試合に臨む。

 キャンプ最終日。選手会長の中村晃が円陣の中心に立った。「チーム全員で支え合って、終わったときに素晴らしい一年だったなと思える一年にしましょう。来年の春もチャンピオンフラッグを掲げてキャンプができるように頑張っていきましょう」とあいさつ。手締めを行い、24日間のキャンプを打ち上げた。

 工藤監督は今キャンプについて「若い人が多い中で始まって、多少のケガ人は出たが、きついキャンプを乗り切ってくれた」と総括した。開幕まで1カ月を切り、今後は開幕メンバー入りをかけた争いが本格化する。25日からは「球春みやざきベースボールゲームズ」が3試合組まれており、若手選手にとっては、大事な3連戦となる。

 紅白戦、練習試合、オープン戦で3試合連発と打ち出し中の育成選手、リチャードらにとっては、3月以降のオープン戦出場を懸けた3試合。指揮官は「結果が出れば次のステップもあると思う」と、この3試合でのアピールに期待を寄せた。

 リチャードは「まだ試合数が少ないしアピールは足りない。(支配下選手昇格への)思いはだんだん強くなってきている」と生き残りを誓った。キャンプをA組で過ごしたドラフト1位・佐藤(JR西日本)も「何とかヒットが打ちたい。塁に出たら盗塁も狙いたい。できることをしっかりやりたい」と意気込みを口にした。

 宮崎での3試合にはベテラン・松田宣やバレンティンら主力選手も出場予定で、若手は少ないチャンスをつかむ必要がある。ドラフト5位・柳町(慶大)は「ルーキーなので怖いもの知らずで開き直っていきたい」と決意を新たにした。「選手にもこれからは結果が一番大事と伝えている」と工藤監督。鍛錬を積んだ宮崎の地で、若手選手が勝負の3試合に臨む。

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