レッズ・秋山「1番・中堅」でOP戦初打席158キロ撃ち!守備もOK!

[ 2020年2月25日 05:30 ]

オープン戦   レッズ2―7ホワイトソックス ( 2020年2月23日    グッドイヤー )

試合前、球団マスコットとタッチを交わすレッズ・秋山
Photo By 共同

 歓声と口笛が初打席を後押しした。レッズ・秋山がホワイトソックス戦に「1番・中堅」で出場。オープン戦初打席でいきなり中前打を放ち、3打数1安打をマークした。

 「たまたま打った感じ。あまり手応えはない。出ないよりは良かった」

 初回。カウント0―1から若手右腕シースの98マイル(約158キロ)直球を、難なく中前に運んだ。「朝から緊張しているところもあったけど、チームメートが和ませてくれたり、声援をもらって打席に立つことができた」。1打席目を終えれば平常心に戻り、課題も口にした。2、3打席目はいずれもチェンジアップに二ゴロと一ゴロ。「ゴロのアウトのなり方が良くない。早めのカウントでしっかり前に飛ばせるように」と口にした。

 収穫もあった。守りではキャンプインから、乾燥気候でボールが飛ぶアリゾナでの打球処理の難しさを痛感。この日は高く上がった飛球とライナー性の一打を難なく処理した。4回は失敗したものの二盗を試み「これから実戦勘が高まってくるにつれて、怖がらずにやっていきたい」と振り返った。デービッド・ベル監督は「最初は緊張していたようだが素晴らしかった。最初のヒットで、うまく試合の流れに乗った」と称賛した。

 「ビッグレッドマシン」と恐れられた1970年代、レッズの1番に座ったのがメジャー通算最多の4256安打のピート・ローズだった。その1番定着が期待される秋山は「最低限の結果を見せたいという思いは強くなっている。それがメジャーに来たという実感かもしれない。求めている形、結果が出るように修正、調整していきたい」と言った。(米アリゾナ州・グッドイヤー 笹田 幸嗣通信員)

 ≪01年イチロー以来の「外野手1番」≫秋山、筒香がメジャー移籍1年目のオープン戦初打席初安打をマーク。日本人野手では01年のイチロー(マリナーズ)、05年の中村(ドジャース)以来15年ぶりで3、4人目となった。また筒香は5番で出場。日本人野手でオープン戦初戦にクリーンアップを打つのは03年の松井秀(ヤンキース)、08年の福留(カブス)以来3人目。秋山は01年のイチロー以来となる外野手の1番での出場だった。

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