徳勝龍イチ推し!阪神ドラ2・井上、全開キャンプ 右足首捻挫の違和感「全くない」

[ 2020年1月31日 05:30 ]

<阪神自主トレ>ロングティーを行う井上(撮影・成瀬 徹)
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 阪神の新人合同自主トレは30日、鳴尾浜球場で最終日を迎えた。ドラフト2位の井上広大外野手(18=履正社)は3日連続でロングティーで締めくくり、昨年11月下旬に負った右足首捻挫からの回復を確認して春季キャンプへの準備を終えた。

 井上は矢のような鋭い当たりを次々に放った。志願で取り組んだ3日連続のロングティー。40スイングで8本の柵越えを数え、日を追うごとに状態が上がってきたことを実感した。

 「1日目よりも2日目、2日目よりも3日目と良くなってきている。ミスショットも少なく打球も上がるようになってきている」
 柵越え以外にもフェンス直撃の打球を何本も重ねた。右足首捻挫のによる出遅れを感じさせず、患部の違和感についても「全くないです」と言い切った。

 ロングティー以外では初めて内野ノックに加わり、ベースランニング以外は全てのメニューを消化。権田トレーナーは「順調にはきています。あす移動してからと、初日の朝に確認してから監督・コーチと話し合っていきます」と説明し、キャンプ初日からフルメニューに参加する可能性を否定しなかった。

 大相撲初場所で幕尻優勝を果たした徳勝龍から期待する選手に名前を挙げられたばかり。「新聞で見てびっくりしました」と笑い、「違うスポーツの方に褒めていただけると周囲から期待されているのも分かる。着実に力を付けていきたい」と表情を引き締めた。

 「技術で全然追いついてない部分もある。自分ができていると思っていても周りの方からみるとできてない部分もあると思うので、周りの人からの意見をしっかり聞いて(安芸で)やっていきたい」

 飽くなき向上心と、スポーツの枠を超えた期待を胸にキャンプインへの準備は整った。(阪井 日向)

 ▽徳勝龍の井上評 初場所優勝の翌日だった27日に東京都墨田区の木瀬部屋で会見。ファンである阪神戦で捕手役を務める「逆始球式」を熱望し、期待する選手には「凄い体をしている。スケールがデカいし、ぜひ出てきてほしい」と井上の名前を挙げた。

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2020年1月31日のニュース