慶大・小原がV打 開幕5連勝けん引 来春アナウンサー内定「本当に最後なので何とか優勝したい」

[ 2019年10月15日 05:30 ]

東京六大学秋季リーグ戦第5週1回戦   慶大3―1法大 ( 2019年10月14日    神宮 )

8回、決勝打を放った慶大・小原(撮影・島崎忠彦)
Photo By スポニチ

 1回戦2試合が行われ、慶大が法大に競り勝ち、開幕5連勝とした。6番の小原和樹内野手(4年)が同点の8回に決勝の適時二塁打を放ち、法大の開幕からの連勝を6で止めた。立大は東大を6―1で下した。両投げ登録の赤塚瑞樹投手(4年)がリーグ戦初登板を果たし、右投げのみながら1回無失点に抑えた。

 負けられない一戦は小原のバットで決着をつけた。1―1で迎えた8回、左翼線へ決勝適時二塁打。「継投で来るのは分かっていた。常に代打の気持ちでいった結果」と胸を張った。

 岩手出身。盛岡三でプレーし、花巻東で大谷(エンゼルス)と同級生だった兄・大樹投手の背中を追うように慶大へ進んだ。1年春からリーグ戦出場も「実力の差を凄く感じた」と壁は厚く、「とにかく毎日バットを振った」と努力の末に3年春からようやくレギュラーをつかんだ。二塁守備でももり立て、先発のドラフト候補左腕・高橋佑は7回1失点と試合をつくった。

 来春からテレビ局にアナウンサーとして入社が内定している小原は、今秋で競技引退する。「本当に最後なので何とか優勝したい」。首位攻防に先勝し、力がよりこもった。(松井 いつき)

 ▼法大青木久典監督(開幕からの連勝が6で止まり)チャンスであと1本がね。連勝が止まって選手の肩の力が抜けていいんじゃないかな。

続きを表示

2019年10月15日のニュース