楽天・今江 今季限りで現役を引退 今後は指導者の道へ

[ 2019年10月15日 17:05 ]

楽天・今江
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 楽天の今江年晶内野手(36)が、今季限りで現役を引退することが決まった。15日、球団から発表された。来季の戦力構想から外れており、球団側がコーチの就任を要請。自由契約となり他球団でのプレーを模索していたが、現役生活にピリオドを打って指導者としての道に進む決断を下した。

 プロ18年目の今季は、1月末に発症した右目の中心性漿液性脈絡網膜の影響でわずか26試合の出場にとどまった。PL学園から01年ドラフト3順目でロッテに入団し、05、10年の日本シリーズでともにMVPを獲得するなど看板選手として活躍。15年オフに海外FA権を行使して3年総額6億円を超える大型契約で楽天に移籍した。

 昨オフの契約更改では大幅減俸を受け入れて巻き返しを誓っていたが、キャンプイン直前の1月末にタイミングで原因不明の右目の疾患を発症するアクシデントに見舞われた。今江は症状について「ものが歪んで見える」と説明。5月4日に1軍に合流したものの、7月に再発して以降は2軍での調整が続いていた。

 通算成績は1704試合で5948打数1682安打(打率・283)、726打点、108本塁打。05年にベストナイン、05年から4年連続でゴールデン・グラブ賞を受賞した。同学年には西武・中村剛也や栗山巧、ソフトバンク・松田宣浩、日本ハム・金子弌大らがいる。

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2019年10月15日のニュース