西武 秋山を5年25億円で引き留めへ 海外FA権行使視野の主将に最大誠意

[ 2019年9月25日 06:30 ]

辻監督と抱き合う秋山(撮影・島崎忠彦)
Photo By スポニチ

 今オフ、メジャー移籍も視野に海外FA権行使も視野に入れている西武・秋山翔吾外野手(31)に対し、球団が大型契約を用意して引き留めを図ることが24日、分かった。

 秋山は8月20日に海外FA権の資格取得条件を満たした。渡辺久信GMは交渉について「シーズンが終わったらゆっくり話したい。球団として誠意は見せるし、恥ずかしくない数字は見せる」と話していた。関係者の話を総合すると、最低3年で、5年の長期契約も視野に入れている。

 昨オフ、楽天にFA移籍した浅村との交渉では4年総額20億円を提示した。秋山は昨年までの4年で3度打率3割を達成。今季も主に1番として、主将としてチームをけん引する。15年以降は全試合出場を続け、中堅手の守備力も球界屈指。代えの利かない選手だけに、5年契約なら、浅村を超える総額25億円前後の契約に発展する可能性もある。

 秋山は権利行使について「シーズン全部が終わってから考えるタイミングが来る。どういうことになるかは自分でも分からない」と明言は避けたが、昨年12月の契約更改では「可能性はゼロじゃない。年齢的にも最後のチャンスだと思っている」と明かしている。秋山引き留めがリーグ3連覇には不可欠だけに、秋山と球団の今後の動向が注視される。

続きを表示

2019年9月25日のニュース