ヤクルト・山田哲 広瀬叔功超え日本新 開幕から32盗塁連続成功 チームは4連敗

[ 2019年8月31日 05:30 ]

セ・リーグ   ヤクルト1-7中日 ( 2019年8月30日    ナゴヤD )

5回表2死一、三塁、一塁走者・山田はスタンディングで二盗を決める(撮影・椎名 航)
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 ヤクルト・山田哲は2点を追う5回2死一、二塁からロメロの低めの151キロ直球を左前適時打。続くバレンティンの打席で4球目にスタートを切った。「スタートは切りづらかったですけど、カウントとか、けん制の回数で、直感的にここは(けん制は)ないと思った」。捕手の加藤が送球すら諦める32回連続盗塁成功。1964年の広瀬叔功(南海)を超えて、1シーズンでの連続成功新記録を樹立した。年またぎでは37連続となり、自身の記録を更新した。

 バットでも初回に19打席ぶりとなる右前打を放つなど、6試合ぶりの2安打を記録。「3番を任されているので、大事なところで打てたのは良かった」。この日は小川監督の62度目の誕生日。白星で祝えず、4連敗となったが、チームのために山田哲は走攻守で最後まで全力を尽くす。(黒野 有仁)

 ○…山田哲(ヤ)が今季失敗なしの32連続盗塁成功。開幕からに限らず、これまでシーズン最多連続盗塁成功は64年広瀬(南海)の31盗塁。山田哲は55年ぶりにプロ野球記録を更新した。また、昨年8月26日DeNA戦から続く連続シーズンの最多連続盗塁成功は37に伸びた。今季の山田哲の盗塁は全て二塁盗塁。通算167盗塁の内訳を見ても三盗、本盗はなし。二盗のみで記録を継続している。

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2019年8月31日のニュース