ソフトB 痛恨の逆転負けで2位・西武と1差…和田頼む、連敗止めて!

[ 2019年8月31日 05:30 ]

パ・リーグ   ソフトバンク2―4西武 ( 2019年8月30日    メットライフD )

<西・ソ21>4回1死一塁、外崎に同点2ランを浴びた千賀(撮影・森沢裕)
Photo By スポニチ

 痛恨だ。首位のソフトバンクは2位・西武との首位攻防第1ラウンドに2―4で敗れた。2点をリードしたが、先発の千賀が4回と7回に2ランを被弾し逆転された。4連敗でゲーム差は1に縮まった。

 両手を膝につき、しばらく動けなかった。2―2の7回1死一塁。千賀は3番・森に投じた初球、外角高めの151キロ直球を左翼席に運ばれた。

 「紙一重でやられた。結果が全てなので、それだけ。大事な試合を任せてもらったのに、結果を残せずに責任を感じる」

 8月17日の西武戦では、自己ワーストの9失点を喫し3回KO。約2週間ぶりに巡ってきた再戦に、「いいかげん、しっかり投げたい」と雪辱を期していた。直球の最速は157キロを計測するなど、立ち上がりから飛ばした。

 だが、味方が3回までに2点をリードする中、4回に外崎に同点2ランを許した。6回にはバント処理の際に左足を負傷したが、無死一、二塁のピンチを切り抜ける意地は見せた。失点は全てホームランだ。今季の被本塁打はリーグワーストの17本。7回9安打4失点で7敗目を喫し「森にはうまく打たれた」と悔やんだ。

 シーズンがヤマ場に入る8月に自身3連敗。防御率は3・09となり、今季初めて3点台となった。

 倉野投手コーチは「優勝争いをしている中で勝てないのは重く受け止めないと。やってもらわないといけない。このチームに千賀以上の投手はいない」と一発には反省を促し、次戦登板での巻き返しに期待を寄せた。

 チームは4連敗。工藤監督は「失投がない投手はいない。打たれたことは悔しいと思うけど、これを糧にしてほしい。1つ負けて終わりではない。また明日、頑張りましょう」と切り替えを強調し、バスに乗り込んだ。こうなると、31日の第2戦に先発するベテラン・和田にかかる期待は大きい。

続きを表示

2019年8月31日のニュース